表の世界・裏の世界で日本を変えようとした漢の物語！「サンクチュアリ」 by原作：史村翔 作画：池上遼一
今回紹介するおすすめの漫画は、表の世界（政治）と裏の世界（893）で成り上がって日本を変えようとした漫画「サンクチュアリ」を紹介します。
サンクチュアリ
連載開始は1990年と24年前の作品となっています。
内容は、ポルポト政権下のカンボジアで壮絶な体験を少年時代にして日本に戻ってきた北条彰と浅見千秋（共に男）。
日本に戻ってきて高校生生活をしていたが、閉塞感のある腐敗した日本を変えようと1人は表の世界で、1人は裏の世界で成り上がる事をジャンケンで決める。
結果、北条彰は裏の世界で日本統一を目指す。浅見千秋は政治の世界で成り上がる事を目指す。
数年後、2人はそれぞれそれなりの地位に立っていた。しかし、それぞれの世界で頂点に立つにはまだまだであるが、2人で頂点に立ち、日本を変えるために様々な試練を乗り越えていく。
最後は、北条彰が裏の世界で日本を統一し、浅見千秋が日本国の初代大統領に選ばれるが、2人が出会ったカンボジアで浅見が病気のために亡くなる（であろう）シーンで終わります。
夢を持って成り上がろうとする漫画はやはり面白いです。
作者 原作：史村翔 作画：池上遼一
原作は史村翔 先生。以前も紹介しております。
史村翔先生の別のペンネームが武論尊です。
漢を描かせたらさすがだと思います。
作画の池上遼一先生もいろんな漫画を書かれています。主に原作ありの漫画が多いように思います。初期は雁屋哲氏、その後は小池一夫氏の原作が多いですね。
僕よりも年上な方は上記の漫画が結構懐かしいのかな？と思います。
日本を変える漢の物語
このサンクチュアリは今読んでも、政治の世界って根本的には変わってないんだろうな～って思わされます。逆に裏の世界は何となく変わってきているようにも思います。
これって、本当は政治が先行していくべきなのに、政治が全然変わっていない事の危険性も今読むと解るように思いますね。
アニメ化・映画化もされている作品ですが、古くてDVDは出ていないようです。
映画は、あの阿部寛さんが出ていますが、VHS世代だけにもう滅多に見る事が出来ないと思います。たまに3本1000円とかで並んでいたりもしますが。
VHSってそんなもんの価値なんでしょうか・・・・
それで、こういう漫画を読むとなんか熱くなってきて今の生き方は本当にこれで良いのか？って思ってしまいます。根が単純なもので(^_^;)
日本を本当に変えようと思ったら、2人じゃまず無理ですが、この2人に共感して次々にいろんな人が集まってくるのは格好良い漢の元には人が集まるものだなって思ったものです。
こういう漫画に出会えるから
だから漫画はやめられない！
と思った漫画でした。
