今回紹介するのは、執念がキセキを生んだ問題作「生存 Life」を紹介します。
生存 Life
連載開始は1999年なのでまだ15年前の作品です。
15年・・・15年と言えば何を想像しますか?殺人罪の一般的な時効が15年ですよね。この漫画は、殺人の時効も描いた作品となっています。
内容は、主人公 武田は年齢は書かれていませんが恐らく50代、建設会社の専務をしている。ある日、余命半年だと宣告される。その病気は数年前に妻を奪ったものと同じだった。
失意の中で自殺しようとするが、その時に警察からの電話がなる。14年前に消息を絶っていた娘が白骨死体となって見つかったというものであった。
恐らく何者かに殺された娘。14年前に殺され時効まで残り半年。自分の命も残り半年。武田は会社を辞め、犯人探しに余命をかける事にした。
しかし、最初の警察の対応は冷たかったが、老練の刑事が手伝ってくれた事からいろいろな手がかりを見つけ、そしてついに犯人を突き止める!
しかし、時効となったかとおもいきや、実は時効には至っていない証拠を発見犯人を逮捕という内容になっている。
まさに命をかけた執念と娘への思い、生への想いがキセキを生んだ内容だと思いました。
作者 原作:福本伸行 作画:かわぐちかいじ
原作は福本伸行 先生、作画はかわぐちかいじ 先生と超ビッグネームの2人の合作です。
福本伸行先生と言えば、これらの作品が有名ですよね。
アカギ?闇に降り立った天才 1 highstone comic
- 作者: 福本伸行
- 出版社/メーカー: フクモトプロ/highstone, Inc.
- 発売日: 2013/07/18
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る
人の命について、命の軽さと重さを描かせたら凄い漫画家だと思います。
かわぐちかいじ先生と言えば、これらの漫画が有名ですね。
15年前の作品とは言え、よくもこんなビッグネームの2人が組んで描いたと思いました。
それだけに凄い内容になっている漫画です。
生きる事の意味
この漫画は犯人を追い詰めていく内容がメインですが、それ以外のテーマとして、やはり生に対する執着だと思います。
死にゆく運命でも生に執着する事の大切さを描いている名作だと思います。
テレビドラマ化もされているようあのですが、見てないんですよね(^_^;)
コミックは3巻で完結ですが、読み始めるとあっというまに3巻まで読破してしまう作品だと思います。というか面白くて3巻まで読んでしまう、そんな作品です。
生への執着、大切にしたいですよね。
こういう作品に出会えるから
だから漫画はやめられない!
と思った漫画でした。