今回紹介するのは学園ラブコメディでもあり、最初は演劇部を舞台にした内容だったのに後半はボクシング漫画になった「のぞみウィッチィズ」です。
連載開始時期と内容
連載開始は1986年で終了が1996年と10年続いた漫画です。1986年なので29年前の作品です。
内容は、主人公は普通の平凡な高校生 司葉遼太郎。特に何かに秀でている訳でもなくただ素直なだけの性格。
そこに司葉遼太郎の隣に引っ越してきて同じ高校に通う転校生 江川望に次第に惹かれていく。望が薦めるまま演劇部に入り、演劇の才能も開花していくがボクシングをテーマにした演劇をする事から司葉はボクシング部へも入部する。しかし元々望は司葉にボクシングの才能がある事を予感しており、ボクシング部へ入れるための口実でもあった。
口実でボクシング部へも入部司葉はボクシングの才能に目覚め、全国高等学校ボクシング選抜大会で優勝し、全日本アマチュアボクシング選手権大会でも優勝し、ライト級のオリンピック代表になり、オリンピックでも金メダルを獲得する。その後にライバルでもあり尊敬するプロボクサーでもある福山優吾を追いかけプロボクシングの世界へ。福山優吾は世界チャンピオンになっていた。そして世界チャンピオン福山優吾と司葉が最後にタイトルマッチで試合をして司葉が優勝し、望と結婚して終りとなるという非常に長いお話です。
作者 野部利雄 先生
そういえば有名な漫画家なのに今までなぜか忘れていました(^_^;)
かなりの大御所です。アシスタントに浦沢直樹先生がいたくらいですから。
代表作は下記の通り
スポーツものと美少女SFが多いですね。
1980年代のヤングジャンプの顔的作家だったと言えます。
1980年代 学園ラブコメだけで終わらなかった作品
1980年代も学園ラブコメの漫画は数多くありましたが、この「のぞみウィッチィズ」はそれだけで終わらず、本格的なボクシング漫画になったと言えます。一人の
平凡な高校生がオリンピックで金メダルをとり更にプロボクシングで世界チャンピオンになるまで描かれた作品です。
結構、泣けるシーンがありますよ。
ライバルである福山優吾のエピソードとかトレーナーであった沢村俊介と望のお兄さんとのエピソードとか、よくもここまで話を盛れたと思うくらい盛り込まれています。
全48巻と比較的長い漫画ですが、読みだすと最後まで読んでしまう事も。
こういう漫画に出会えるから
だから漫画はやめられない!
と思った漫画でした。
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- 作者: 野部利雄
- 出版社/メーカー: 集英社
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電子書籍化してないんだな・・・・