今回紹介する漫画は、壮大なスケールで描かれ涙なしでは読めなかったおすすめの漫画「からくりサーカス」です。
からくりサーカス
連載開始は1997年で連載終了は2006年なので、それほど古くない漫画です。
内容は、なんて書けば良いんだろう?
壮大なスケールの兄弟の争いとそれに巻き込まれたというか入って行ったというか。
もっと簡単に書くとはるか昔、まだ錬金術が信じられていた時代、兄弟で1人の女性を愛してしまった事から起こる悲劇を描きながらも、懸命に生きる人々を描いた作品。
なんか違うな(^_^;)
錬金術によって作られた「アクア・ウイタエ」いわゆる賢者の石によって意思を持った自動人形オートマタとアクア・ウイタエによってオートマタと戦う事を定められた「しろがね」とのバトル漫画・・・
とりあえず、こんな要素をゴタゴタに煮詰めながらも感動を与えてくれる作品です。
作者 藤田和日郎 先生
藤田和日郎先生の作品は以前も紹介しています。
本当にワクワクして感動を与えてくれる漫画を描くのが最高に上手い漫画家だと思いました。
でも、それは少年誌の顔。
青年誌の連載では少し大人向けの悲しい話も書かれています。一部少年誌の読み切りでもその傾向はありますね。
「うしおととら」の連載が終わって暫くしてから連載が開始されたのが、「からくりサーカス」でした。
本当に悲しい話だけど最後はハッピーエンド
この「からくりサーカス」の連載開始時は、正直あまり面白いとは思えなかったんですよね。でも、それが徐々に徐々に、気付いたらどっぷり首まで浸かっているくらいハマり込む作品になっていました。
途中、本当に悲しすぎて泣けてくるシーンもあって、これは最終回はどうなるんだ?!と本当にドキドキワクワク、時に涙で読んでいました。
実際、ここまで話を大きくして、最後は上手く回収出来るのかな?と思った時も何度もありましたが、最後は納得の行く終わり方でした。でも、人によって、解釈の仕方次第で納得いかないのかな?とも思える終わり方です。
それと、「うしおととら」が連載要素が薄いのに比べ、この「からくりサーカス」は恋愛要素が豊富に散りばめられています。そこがまた大人になっても面白く読める理由だったように思います。
こんな冒険をしてみたいようなしたくないような・・・でも、本当に面白い泣ける作品でした。
こういう作品に出会えるから
だから漫画はやめられない!
と思った漫画でした。
からくりサーカス 全43巻 完結コミックセット (少年サンデーコミックス)
- 作者: 藤田和日郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/01
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からくりサーカス 全23巻完結セット (少年サンデーコミックス〔スペシャル〕)
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