アートの世界を描いた不朽の名作漫画!「ギャラリーフェイク」by細野不二彦
アートの世界を描いた漫画は割りと多くあると思います。絵画・彫刻・写真・音楽・漫画 etc
その中で僕が思う不朽の名作でおすすめの漫画と言えばやはりこの漫画だと思うのが、今回紹介する「ギャラリーフェイク」です!
ギャラリーフェイク=藤田玲司
ギャラリーフェイクは、主人公 藤田玲司が営む表向きは贋作ばかりを扱ったギャラリーの名前であり、この漫画のタイトルにもなっています。
表向きは贋作ばかりを扱ったギャラリーのため、贋作=フェイクで、ギャラリーフェイクと名付けられたギャラリーとそのギャラリーで働く サラとの物語がメインとなります。
そして、ギャラリーフェイクの本当の姿は、表の世界では流通しない巨匠の真作も扱うギャラリーとして裏の世界では有名という設定になっています。
ギャラリーの話と言っても、仕入れ等のため世界中を飛び回る藤田玲司。そのため舞台は日本だけでなく世界中が舞台となっている漫画です。
そして、藤田玲司は過去にメトロポリタン美術館でプロフェッサーと呼ばれるほどの凄腕キュレーター・修復家でもあるという設定です。
絵画をメインとしたアートが好きなら是非とも読んでもらいたい作品の1つです。
そして、この物語は、藤田玲司とサラとの日本の漫画ならではの付かず離れずの関係がまた良い味を出しています。
作者 細野不二彦 先生
以前も紹介している漫画の作者で、既に巨匠と言っても問題ない漫画家だと思います。
本当にバイタリティーあふれる、次から次へとヒット作を飛ばし、その仕事量は凄まじい限りです。
先日、こんなエントリーを見ました。
このエントリーを見て、確かにポスト手塚治虫と言えば、細野不二彦先生か、浦沢直樹先生だよな~と思いました。
漫画の神様とも言われた手塚治虫先生。そのポスト手塚治虫とも言われる細野不二彦先生はまさに巨匠と言えます。
実際、僕はもう細野不二彦先生の作品すべてを読めていないです(^_^;)
10年くらい前までは全作品を集めていましたが、もうついていけないくらいの量の漫画を書かれています。
それだけ書いて、漫画の質は落ちているのか?と言われると、そんな事はなく心理描写に関しては、更に凄みをましてきていると思いました。
細野不二彦先生と言えば、他に好きな漫画は(さすがの猿飛の除いて)
このあたりが好きですが、下記の漫画も物凄く好きです。
1~2巻で終わる短編的な漫画も物凄く書かれています(実は打ち切られているのかな?)
あどりぶシネ倶楽部は、大学時代に、映研に入っていた自分としてはバイブル的な作品です。また、この作品もいつか紹介したいと思います。
幸せの青い鳥はたいてい自分のすぐソバに
上記の言葉は最終回にサラが言ったセリフを少し変更したものです。
幸せの青い鳥ってたいてい自分のすぐソバにいるんだヨ
この言葉は藤田玲司にどう映ったのか、それはその後のシーンに繋がるのかな?と思いました。
この言葉は本当に藤田玲司の本心だな~と感動したものです。
個人的には、もう少しこの2人の恋愛を発展させて描いてくれても良いのにな~と思いましたが、今読み返すと、やはりこの2人にはこれくらいの関係が良いのかな?と思ったりも。
おとなしくしおらしいサラちゃんって、イメージじゃないですからね。
でも、これで終わらずに、こちかめみたいに物凄く長く続く連載漫画としてもらっても良いくらいの作品なのにな~とは思いました。
また、この作品はアニメ化もされています。
アニメも少し見ていましたが、やっぱり漫画の方が良いかな。
ギャラリーフェイクはこれからもアート漫画としてだけではなく、名作として語られ続ける作品だと思います。
こういう作品に出会えるから
だから漫画はやめられない!
と思った漫画でした。
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