サラリーマン漫画として長年愛されてきている島耕作シリーズの最初の漫画「課長 島耕作」をご紹介します。
課長 島耕作
連載開始は1983年なのでもう31年も前の作品ですね。
内容は説明するまでも無いですが簡単に。
大手家電メーカー初芝電器産業に勤める島耕作は、課長になったばかりであった。いろんなトラブルに巻き込まれながらも順調に出世をしていく姿を描いている。団塊の世代のサラリーマン像を描いた作品で、最後は尊敬する上司が社長になりその片腕として部長になるところで課長島耕作は終わっている。
でも、本当にこの漫画のようなドラマはそうそう起こっていないでしょうね。だって、あんなに女性と関係を持つなんてまずありえないですから!あんなに関係を持ったら、どこかで失脚しますよね、普通。でもそうならないのは、島耕作の運なのかもしれません。
作者 弘兼憲史 先生
弘兼憲史先生の作品はこの課長島耕作で初めて読みました。それから好きになって、「ハロー張りネズミ」や「人間交差点」も読むようになりました。当然、この後の「加治隆介の議」や「黄昏流星群」も。
ヒューマンドラマを描かせたら本当に面白い作品が多い漫画家だと思います。
そして弘兼憲史先生の妻は、あの 柴門ふみ先生です。
夫婦揃って売れっ子漫画家で、大作家とは凄い夫婦ですよね。
サラリーマンの挫折と出世
課長島耕作は、サラリーマン漫画の金字塔であると思いますが、それはやはりサラリーマンの挫折と出世を描いているからだと思います。
主人公の島耕作も1度は挫折をしています。それが無くて順調に出世していたら、ここまで人気作品にはなっていなかったように思います。
なお、作品の初芝は発音から「東芝」がモデルになっていると思われているようですが、違います。松下、現Panasonicが舞台となっています。
実際に弘兼憲史先生は松下電器産業で働いていましたからね。
課長 島耕作は、この後にシリーズ化されて、部長→取締役→常務→専務→社長→会長と見事なまでに出世する度にタイトルを変更して続けられています。
更に、入社したばかりの頃を描いた「ヤング島耕作」「係長島耕作」「学生島耕作」まで描かれています。
その内、幼稚園児島耕作もきっと出てくるでしょう(デマ)
しかし、これはそれだけ愛されているキャラクターだとも言えますよね。
なお、課長島耕作は映画化もされていますし、ドラマ化もされていますが、映画は古すぎて滅多に見つけられないかもしれません。映画は主人公が田原俊彦さんでした。
こんなふうに出世したいな~って思った事もありましたが、そこまで才能が無かったのが悔やまれるところです(^_^;)
でも、こんなに長く愛される漫画って幸せですよね。
こういう漫画に出会えるから、
だから漫画はやめられない!
と思った漫画でした。
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