まだデジタルカメラがほぼ無い時代、フィルムカメラの時代に描かれたカメラマンの漫画「バストショット」を紹介します。
バストショット
1994年の作品なのでもう20年も前の作品ですね。
カメラマンアシスタントをしている葦野俊弘。と言ってもH系の雑誌のカメラマンアシスタントで、いつか自分もプロカメラマンになろうとしていた。そんなおり偶然出会った真樹さやか。葦野はモデルとして一目惚れをし彼女をモデルとして口説こうとする。しかし、あくまでモデルとして思っていた彼女に徐々に惹かれていき・・・・
最後は付き合う事になって終わります。
バストショットと言えば、少しカメラをしている人なら普通に使う言葉ですよね。人物写真で胸よりも上を撮影することとなります。
カメラマンとして、悩みながら成長していく主人公を描いた作品です。
作者 矢野健太郎 先生
矢野健太郎先生と言えば、SFからH系、青春モノまで幅広く書かれている漫画家ですよね。一番最初に読んだ作品はこちら
Kindle版で出ていた事に驚き(^_^;)
この漫画もヒロインの彼氏がカメラマンになっていく話でしたね。カメラがきっと好きな漫画家だと思います。
写真を撮る事
この漫画で割りと好きなシーンがこちら。カメラマンの師匠に写真を見てもらうシーンです。
バストショット 第2巻より
まさに師匠からのきつい一言。
カメラマンになる事って、実はそんなに今は難しくないのかな?と思います。ある程度のテクニックなら本を読んだり専門学校にいったり、綺麗な写真、プロとしての写真を学べるところは増えました。またネットを使って自分の撮った写真も今なら簡単に販売出来ますし、ネットで写真集を出す事も簡単です。
それをプロカメラマンとして呼ぶかどうかは別問題として、自分の撮りたかった写真なのかどうか、それが一番重要なんですよね。
そんな事も教えてくれる漫画となっています。
これって、でもどんな事にも言える事なんですよね。ブログを書いていても、これが本当に自分の書きたかった事なのかどうかとか。
どんな事でも自分のしたかった事なのかどうか。でも、多くの人はそんな事を考えないで仕事をしているのかもしれませんが、カメラマンはやはり妥協せずに自分の撮りたいものを撮って認めてもらいたいですよね。
こういう作品に出会えるから
だから漫画はやめられない!
と思った漫画でした。