今回紹介する漫画は短篇集の1つの作品ですが、短篇集のタイトルも「四月怪談」となっている漫画です。
4月になったので四月というタイトルで考えてみました(^_^;)
掲載年と内容
掲載されたのは1979年なので、36年も前の作品です。
内容はある日突然死んでしまった主人公の女子高生 国下初子。しかし自分が死んだ事を信じられないでいるとそこに幽霊の先輩とも言える岩井弦之丞が現れ、まだ肉体に戻れば生き返られる事を教えられる。
しかし憧れだった人に他の女性と上手く行きそうな事を見たりして、もう生き返る事を放棄してしまう。一生懸命 岩井弦之丞が説得するが無駄であった。
もう火葬場で焼かれてしまう直前に国下初子をや岩井弦之丞を実際に見れた同級生 夏山登が好きだったレンゲの花を持って現れて・・・・
命の大切さを教えてくれる漫画となっています。
作者 大島弓子 先生
作者は大御所、大島弓子先生です。
花の24年組とも呼ばれる1970年代に少女漫画の革新を担った一人です。
代表作 綿の国星は人気でした。
映画も最高!
元々は大学生の時に映画化されたこの作品を見て、感動して原作であるこの漫画を読みました。
映画は今にして思えば結構豪華なキャストです。
中嶋朋子・柳葉敏郎が主役で他にも寺田農・山口果林が出ています。
監督は小中和哉監督。35mm初の映画となっています。小中和哉監督と言えばウルトラマンという人もいるのでは?
アニメ部分はなんと板野一郎が参加していますが、板野サーカスは出てきません。
DVD化もされているので是非見てもらいたい作品です。
ギバちゃん若い!中嶋朋子も可愛い!!!
最後のシーンに涙する作品
漫画の最後、夏山登がれんげの花を持ってかけつけるシーンは涙してしまいました。こういう話、物凄く好きです。
ありきたりのパターンかもしれませんが大御所が描くと少し違うと思いました。
短篇集なので他の作品もいろいろと楽しめます。
四月怪談だけなら短編なので10分もあれば読めますよ。
こういう漫画に出会えるから
だから漫画はやめられない!
と思った漫画でした。