ふと、漫画喫茶で手に取った作品でした。しかし、読み進める内にその世界観にはまりついつい全巻集めてしまった作品、それが今回紹介する「ヨコハマ買い出し紀行」です。
不思議な世界観
作品中に明言はされていませんが、災害か何かしらの天変地異が発生して緩やかに文明が崩れていく近未来の世界を描いているのだと読み進めていくと解ります。
しかし、そこに悲壮的な世界観は無くその滅び行く文明の中で普通に生活している人達とアンドロイドであり主人公である 初瀬野アルファさんの目線で描かれていきます。
非常に落ち着いたスローなテンポで作品は進んでいきます。
アルファさんは喫茶店を営んでおり、お客さんは滅多に来ません。でも、のんびりと過ごしています。
喫茶店なので、コーヒー豆が必要です。そこでコーヒー豆を仕入れにスクーターでヨコハマまで買い出しにいきます。恐らくそこから「ヨコハマ買い出し紀行」というタイトルが出来たと思います。
作者 芦奈野 ひとし先生
後で知ったのですが作者である芦奈野 ひとし先生は、デビュー自体が遅く31歳の時で、その後デビュー作であるこの作品で連載を開始され2006年までこの作品は続きます。年齢は今では50歳を過ぎていらっしゃいますね。
近未来モノですが
近未来モノの作品ですが、物凄く郷愁を誘う作品であり、淋しさもありますが、ホノボノとした暖かさもある不思議な作品です。
アフタヌーンで連載されていましたが、これは性別・年齢を問わず読んでもらいたい作品です。
アニメ化もされています
OVAとしてアニメ化もされていますが、ボクは見ていません(^^;
どうも、漫画の世界観が好きすぎて、どうも食指が動かない状態です。
この不思議な世界観は何となくですが、映画「エンド・オブ・ザ・ワールド」に近いものを感じます。
この映画も大好きな作品なのですが、核戦争後に生き残った潜水艦の隊員たちの物語です。合わせて見てもらいたいですね。
ヨコハマ買い出し紀行
実は、この作品を見て主人公であるアルファさんを見て、初めて二次元嫁もありだな、と思いました(^^;
本当に不思議な感覚を覚える作品です。こういう作品に出会えるから
だから漫画はやめられない!
と思った漫画でした。
ヨコハマ買い出し紀行(14) (アフタヌーンKC (1176))
- 作者: 芦奈野ひとし
- 出版社/メーカー: 講談社
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