今回紹介する漫画は自分の居場所・帰る場所の重要性を教えてくれるおすすめの漫画「透明人間の作り方」です。
透明人間の作り方
誰ですか?透明人間とタイトルに付く漫画はHなものが多いと言う人は?(笑)
残念ながら、この漫画は全くそういう期待に添えるシーンは無いとても良い話の漫画です。
連載開始は2010年で短期集中連載のため1巻のみの漫画となっています。
内容は、5000人の人口の島に住む主人公の高校生 斉藤 真二(さいとう しんじ)は毎日を退屈していて悪戯で誤魔化していた。
その主人公の幼なじみであり、真二に想いを寄せる同級生 袖木 加奈(そでぎ かな)とは腐れ縁のような関係になっていた。
ある日、学校で同級生の一言にキレてしまった真二は同級生を殴ってしまう。
そんな事もあって学校生活も嫌になっていた真二の元に「透明人間の作り方」という携帯メールが届く。それと同時に現れたミキと名乗る謎の女性。
携帯に届いた「透明人間の作り方」を開封した真二は、徐々に同級生の記憶から消えていく事に。そして真二に想いを寄せていた加奈からも真二の記憶が消えていき・・・
続きは是非読んでみて下さい!
作者 増田 英二 先生
増田 英二を知ったのは「実は私は」という漫画でした。
AMAZONのKindleでたまたま安売りをしていて、試しに読んでみたら面白くて、過去の作品も読みたい!と思って「透明人間の作り方」を読んだ次第です。
「実は私は」は一風変わった学園恋愛コメディです。こちらもおすすめです。
上記以外にも何冊かコミックを出しているので機会があれば読んでみたい漫画家です。
居場所・帰る場所の重要性を教えてくれる漫画
この漫画のテーマは「居場所」「帰る場所」の重要性だと思います。
透明人間を題材に使った漫画は数多くありますが、ほとんどは実在はするけど姿が見えないというものが多いのですが、この漫画はみんなの記憶から消えていく事で透明人間になるという方法を描いています。
こういう漫画、他にもあったけど、何だったかな・・・・
ああ!「うしおととら」だ!
周りの人から忘れられていく悲しさを描いているシーンが「うしおととら」にもありましたね。
そういうシーンって読んでいて非常に悲しく、淋しい気持ちにさせられます。
でも、それがハッピーエンドになるって事は?
もうお解りですね。
またこの漫画のテーマのもう1つが「つまらないのは自分がつまらないから」というのもあると思いました。よくいいますよね、人をつまらないと思うのは自分がつまらないからだと。
結構、重要なテーマだと思います。
おそらくですが、コミックに収録されているおまけページは連載だけを読んだ方は知らないと思いますので、コミックに収録されている最後のおまけページ3ページは必見です!Kindle版にも掲載されています。
こういう作品に出会えるから
だから漫画はやめられない!
と思った漫画でした。