ワインを飲む人に送りたいおすすめの漫画「ソムリエ」を紹介します。
ソムリエ
連載開始が1996年なので18年前の作品です。
主人公 佐竹 城は天才的なテイスティング能力を持つソムリエ。父は大企業の創業者であり、継母はフランス人。幼き頃、その継母から飲ませてもらったワインを探し求めるためにヨーロッパを中心に探しまわるようになっていた。後半は日本のホテルにスカウトされ日本でソムリエをする事になる。
継母を家から追い出したと思い込み、父との確執もあったが最後は探し求めていたワインを発見し、父との確執も解消されハッピーエンドとなる。
これだけ書くと、ワイン版「美味しんぼ」に見えますね(^_^;)
作者 原作 城アラキ 漫画 甲斐谷忍 監修 堀賢一
原作者の 城 アキラ 先生と言えばワインやカクテル漫画の原作者として物凄く有名です。
この「ソムリエ」に続く漫画として「新ソムリエ 瞬のワイン」「ソムリエール」「バーテンダー」等の漫画もヒットしています。
新ソムリエ 瞬のワイン 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 城アラキ,志水三喜郎,堀賢一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/01/17
- メディア: Kindle版
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ソムリエールのみまだ読んでいませんので、いつか読みたいと思います。
作画の 甲斐谷忍 先生と言えば最近では「LIAR GAME」が大ヒットしましたね。ドラマ化・映画化もされています。
「ONE OUTS」も長期連載となっています。
アニメ化やドラマ化された作品が多いイメージのある漫画家です。
ワインと漫画
最近だとワイン漫画と言えば「神の雫」が大ヒットしていましたよね。
神の雫も面白いワイン漫画だと思うのですが、どうもタイアップ色が強いイメージがあって、本当にワインブームを作るためにメーカーとタイアップして作られたような感じを受けてしまい、漫画単独しての評価が僕の中では低い作品になっています。
まるでネイティブ広告のような漫画というイメージが拭い去れないので。
紹介されるワインが次々と値上がりしていきましたからね。
でも、今回紹介している「ソムリエ」は特にワインの紹介というよりはワインに対する想いを書き綴った漫画であり、ワインへの接し方を丁寧に描いた作品だと言えます。
コミックの話(わ)と話(わ)の間に書かれているコラム「ワインの自由」も面白く読ませてくれていると思います。
商業主義が強いと思っている集英社でも、こういうところは素晴らしいと思います。というか集英社って漫画を売り込むのは凄い商業主義だけど、漫画の中身までは少年ジャンプ以外、そんなに商業主義では無いように思うんですよね。
講談社の方が比較的そういう点はあざといというか・・・個人的な感想ですが。
僕自身、ワインは割りと好きですが、感想として美味しいか不味いかしか書けませんが、ワインなんて美味しいか不味いか、それだけで良いと教えてくれたのがこの漫画でした。
評価とか値段に縛られず楽しむワインを教えてくれる漫画です。
こういう漫画に出会えるから、
だから漫画はやめられない!
と思った漫画でした。
ソムリエ 文庫版 コミックセット (集英社文庫―コミック版) [マーケットプレイスセット]
- 作者: 甲斐谷忍
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2003/05/16
- メディア: 文庫
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