今回紹介するのは連載当時、夢中になって読んでいた漫画「パイナップルARMY」です。
パイナップルARMY
連載開始(正確には読み切りからスタート)が1985年なので30年前の作品です。
内容は、元傭兵のジェド・豪士が傭兵引退後に民間の軍事顧問機関で民間人に生き延びるため、戦うためのレクチャーを行っていく姿を描いた漫画です。
命を狙われた人が自分自身を守るために戦闘技術を学ぶという話が多いのですが、ヒューマンドラマとしても描かれていて非常に面白い作品です。
作者 原作:工藤かずや 先生・作画:浦沢直樹 先生
作画はもう有名すぎる漫画家ですよね、浦沢直樹先生です。
以前も紹介しています。
MASTERキートンが好きな人ならきっと読まれている作品だと思います。
記憶は定かではありませんが、パイナップルARMYの後に確かMASTERキートンの連載が始まったように覚えていますが、違いましたっけ?
この2作で完全に浦沢直樹先生は漫画家の地位を確立したように感じています。
あ、途中にYAWARA!を挟んでいますね。この3作品で地位を確立したと言えます。
原作の工藤かずや先生も好きな方です。
北崎拓先生と組まれて描かれた望郷戦士とか好きでした。
戦う事の意味
パイナップルARMYは、戦闘に関する漫画ですがそこに主人公の非人道的な行動はなく、依頼者自ら戦わせる事で生きるという意味をテーマに描かれているように思いました。戦う事の意味、それをテーマにして描かれた素晴らしい漫画だと今読んでも思います。
最終回を読むと一瞬、あれ?と思うのですが、ドラマは続くと思わせてくれるにくい演出だとも言えると思います。
また再連載してくれないかな・・・・
こういう漫画に出会えるから
だから漫画はやめられない!
と思った漫画でした。
パイナップルARMY コミック 文庫版 全6巻完結セット (小学館文庫)
- 作者: 工藤かずや
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/03/01
- メディア: 文庫
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