2015年最初に紹介するお薦めの漫画は、甘酸っぱいけど良い話が多いSとMの高校生ライフを描いた作品「ナナとカオル」です。
ナナとカオル
まだ連載中の作品です。2008年から連載開始されているので7年間連載が続いていますが、まだ14巻までとなっています。
内容は、SとMをこよなく愛する主人公:杉村 薫(カオル)は高校生で非モテのぐつぐつのチェリーな少年。幼なじみの千草 奈々(ナナ)は同じマンションに住む同級生だけど、美人で頭も運動神経も良く学校でも人気のキャラクター。
カオルはナナの事を好きでたまらないが、卑屈なキャラクターで、アダ名は「キモムラ」と呼ばれている。
でも、ナナ自身はそんなカオルの事は嫌いでは無かった。むしろ徐々にカオルに想いを寄せていく描写もあるくらいに。
そんな2人を繋ぐのは、ストレスの多いナナの息抜きでもあるSとM。
ふとしたきっかけで2人はS(カオル)とM(ナナ)の関係になりいろんなプレイをしていく。ただし、大人の目線から見るとヤラシいと思う事はなく、むしろ物凄く甘酸っぱいラブコメディとして描かれている。
SとMを通じてステップアップしていくナナとカオルを描いた学園?ラブコメディとなっています。
12月に14巻が発売されたばかりです。
作者 甘詰留太 先生
作者は以前も紹介した甘詰留太 先生。
「年上ノ彼女(ヒト)」でファンになって以来、甘詰留太先生の作品はほぼ読んでいます。
甘酸っぱいラブコメディが多いのですが、どこか歪な感情を持った登場人物が良い味を出している作品が多いと言えます。
また、この「ナナとカオル」のスピンアウト作品「ナナとカオル Black Label」も非常に面白い作品です。
映画化化もされた人気作品
「ナナとカオル」は映画化もされています。
ちょっと原作の雰囲気とかけ離れている部分もありますが、それなりには楽しめる作品になっています。
三角関係と大人の恋愛も描かれた作品
ナナとカオルは高校生らしく三角関係も描かれた作品です。非モテなのに実はもててるじゃん!、カオルのやつ!と思うシーンも多いというか、そんな話が多いとも言えます。でも、カオルって卑屈だけどナナを思う気持ちは本当に真剣で格好良いと思う部分もあって、ナナや三角関係の相手?でもある館 涼子が惹かれていくのも解るんですよね。
また、大人の恋愛も描かれています、と言っても大人の恋愛は、「ナナとカオル Black Label」がメインですが。
登場人物である、官能小説家の更科 修太郎と大人のおもちゃの店長をしている恋人の橘 満子との関係も非常にこの漫画を面白くしていると言えます。
大人になっても不器用だからこそSとMの関係にある、そんな姿が描かれています。
是非とも読んで欲しい作品です。
こういう作品に出会えるから
だから漫画はやめられない!
と思った漫画でした。