今回紹介するおすすめ漫画は、やさしい殺し屋の物語を描いた作品「MIND ASSASSIN」(マインド アサシン)です。
MIND ASSASSIN(マインド アサシン)
第二次世界大戦中にドイツで生み出されたとされる特殊能力を持った殺し屋の息子のお話です。
殺し屋の能力としては、その人の記憶と精神を破壊するという一風変わった殺し屋を描いています。ただ、殺し屋というよりは完全に殺すというよりも精神と記憶を完全に破壊する事で生きてはいるけど、死んでいるも同然にするといった感じです。
普段は普通の医者なのですが、時折相談に来る人の悲しい過去を消したりするヒューマンドラマも描かれています。
人間って、どうしても断ち切れない過去のために苦しみながら生きる人も居るわけで、そんな人の過去を忘れさせてくれるという話にもなっています。
作者 かず はじめ 先生
この漫画家を知ったのはこの作品が初めてでした。
この作品の後に「明稜帝 梧桐勢十郎」という作品を書かれていますが、今ひとつはまれませんでした。
明稜帝梧桐勢十郎 (1) (集英社文庫―コミック版 (か41-4))
- 作者: かずはじめ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/12
- メディア: 文庫
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人気があった作品だと思ったのですが・・・
結構人気があった作品だと思いましたが連載期間(その後に読み切りで2回ほど掲載されていますが)は1年もなくジャンプコミックとしては5巻で終了しています(連載前に読み切りもありましたが)。
連載終了後にも再び読み切りが掲載されるというのはジャンプの新人漫画家としては珍しいのかな?と当時思いました。
連載開始が1994年ですからもう20年も前の作品なんですね。
完全に人を殺さない殺し屋、なんとも変な言い方ですが、殺し屋にしてはあまりにも優しすぎる主人公でした。また、自分が殺し屋であり、異質である事も理解している描写が特に好きでした。
また連載してくれないのかな?と思う作品です。
こういう作品に出会えるから
だから漫画はやめられない!
と思った漫画でした。