今回紹介するのは、都心の住宅問題をコミカルに描いたおすすめの漫画「りびんぐゲーム」です。
りびんぐゲーム
連載は1990年という事でバブル真っ只中。
舞台は東京という設定になっています。主人公の不破雷蔵は手狭なアパートに嫌気がさして、広めの賃貸マンションに引っ越す事に。
同時期に勤めている会社も手狭になって会社も移転する事になっていた。会社が移転する時に地震が起こり、手抜き工事だった会社が入る予定のビルは傾き、入居禁止になってしまう。会社は既に前のところは引き払っていたため、会社近くに引っ越したばかりの不破雷蔵のマンションに移転する事に。
更に中学を卒業したばかりの会社社長の姪っ子 氷山一角(ひやま いずみ)もこの会社に就職する事になる。
ハチャメチャな環境の中、主人公の不破雷蔵と氷山一角は惹かれ合っていくが・・・。
バブル期の東京の住宅事情をコミカルに描いていた作品ですが、途中でバブルがはじけて少しストーリーが変化していったようにも今読めば思います。
でも、中学出たばかりの少女と恋仲になっていくとは、けしからん(^_^;)
作者 星里もちる 先生
描かれた漫画は基本的に全部面白いと思うのですが、長期連載は少ない印象のある漫画家です。デビューは1986年なのでかなり漫画家歴は長い方です。
でも、一番の長編がこの「りびんぐゲーム」の10巻となっており、後は1~6巻くらいで終わる作品が多いのは、何故なんだろう?長期連載が苦手なのかな?
この漫画は小学館での連載ですが、デビューは徳間書店なんですよね。デビュー作でもある「危険がウォーキング」は当時かなり好きでした。
画像が出ない(^_^;)
個人的には上記の作品と今回の作品、そして「夢かもしんない」が好きですね。
何となくほのぼのとするというか、落ち着いて読める作品を描かれている事が多いと思います。
珍しい引越と住宅問題漫画
この「りびんぐゲーム」は珍しい引越と住宅問題を描いた漫画です。先に書いた通り、バブル期に連載がスタートしているので、作者なりになにか描きたかったのかな?って考えてしまいました。
最終的にDM(ダイレクトメール)会社をやめて建築家を目指すという事で終わっています。自分の理想の家を建てるためにも。
まあ、都心に自分の家を持つなんて、夢また夢ですけどね(;´д`)
自分の住みたい場所というもの、自分の居場所という事を考えさせてくれる漫画でした。
こういう作品に出会えるから
だから漫画はやめられない!
と思った漫画でした。
りびんぐゲーム 全10巻完結(ビッグコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]
- 作者: 星里もちる
- 出版社/メーカー: 小学館
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 4回
- この商品を含むブログを見る