1985年に増刊少年サンデーで連載された・・・ジャンルなに?ギャグ漫画で良いのかな?作品「黄門★じごく変」を紹介します。学園ものでもないし・・・・
ジャンルを分類しにくい それが中津賢也先生の作品
好きな漫画家の1人で中津賢也(なかつけんじ)先生がいます。
比較的最近の作品であれば「妖怪仕置人」「大江戸せくすぽっぷ」ですね。
シリアスかと思えば急にギャグに転じる、いやギャグの中にシリアスを取り入れる?ん?どっちだ?と悩む作風がとても好きな漫画家です。
最初に読んだ作品は「ふぁいてぃんぐスイーパー」という作品で、この作品で割りと好きになり、次の「黄門★じごく変」で好きになりました。
ここまで絵柄が出てこない漫画家も珍しいな(^^;
恵まれない小学館時代
小学館で連載はしていたものの、当時小学館では2巻で必ず終わる漫画家と言われていましたし、実際そうでした。でも、比較的良いペースで連載はしていたように思います。なお師匠というか細野不二彦先生のアシスタントもされていた方です。
初めて長期連載をしたのは少年画報社に場所を変えてからですね。
でも割りと根強いファンも多く、新しい連載に期待をしています。最近調べていなかったからひょっとして連載しているかな?
黄門★じごく変
内容は、水戸黄門と閻魔大王を足して2.3ぐらいで割った作品です。意味わからん(^^;
主人公の高校生が実は仏教界の竜王と天王の生まれ変わりで、この2人が喧嘩をした事で現世に地獄が落ちてきたという内容。
で、地獄を元に戻すために閻魔大王を含む地獄界の王を倒していく物語。
意味わかんないでしょ?書いていても意味解らないから(^^;
とりあえず読まないと意味が解らない作品です。
しかし、話が最後に進むにつれてシリアス度も少しだけ上がっていき、結構感動します。でも最後はギャグで落とす。
シリアスにまとめないのがこの頃の中津賢也先生の良いところだと思います。
でも、決めるところは決めて普段は格好悪くても決めるところは決めるという格好良さを持った主人公でした。こういう主人公の漫画って好きですね。
こういう作品に出会えるから
だから漫画はやめられない!
と思った漫画でした。