今回お薦めするのは、ワクワクもするけどモヤモヤもする登山漫画のお薦め「イカロスの山」です。
イカロスの山 ストーリー
学生時代に山岳部でいろんな山を登っていた平岡と三上。卒業して平岡はそのまま登山家に、三上は平岡と共に知り合った女性靖子と結婚し子どもにも恵まれ医者をしていた。しかし靖子は実は平岡の事がずっと好きだった。そして平岡も。
ある日、世界に物凄いニュースが発せられる。ヒマヤラで8000Mを超える山が発見されたのだ。
その山への日本代表として遠征隊に三上と平岡は加わる事になる。
最後は2人でその山の山頂に人類で初めて立つ事になる!ここで終わらないのがこの漫画の良いところ。下山中に平岡が遭難してしまう。三上や遠征隊のメンバーは必死の捜索を続けるがリミットがどんどんと近づいてくる。平岡は遭難しながらやはり靖子の事が好きだという事に気付いていく。
遭難のニュースを聞いた靖子もやはり平岡への想いが募っていく。
そして、平岡の奇跡の帰還!そして日本に戻る2人。
三上も平岡と靖子の気持ちに応えるべく、靖子を潔く見送る。そして平岡と靖子が剣岳で再会して終わる、という内容です。
もちろん、この中にいろんなストーリーが繰り広げられていきます。
ボクも多少は登山をしていたので(そろそろ復帰したい)、こういう登山漫画を読むと本当にワクワク、ドキドキしてきます!
でも、この漫画は恋愛的要素を取り込む事でモヤモヤ感もあります。
塀内夏子先生
作者である塀内夏子先生はデビュー作(再デビュー)も登山漫画でした。
この頃は 塀内真人というペンネームを使っていたため、男性の漫画家だと思っていたら女性だったと後で知りました。
登山漫画以外にもサッカー、テニス、バレーとスポーツ漫画が多いと言えますが、それ以外の分野の漫画も描かれています。
高校時代にワンダーフォーゲル部だった経験が描かれているとも言えます。
感情の視点が女性ならではと思うところも
イカロスの山を読んで、この感情の視点は男性には無いだろうな~と思うところもあり、その視点がとても好きでした。
そして、やっぱり登山は良いな~と思い出させてくれる漫画でもあります。
こういう作品に出会えるから
だから漫画はやめられない!
と思った漫画でした。
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