今回紹介するのは、高校生のSとMの歪な恋愛を描いた漫画「月光の囁き」です。
月光の囁き
連載開始は1994年なので20年前の作品です。
でも、Kindle コミックとして出ているのが嬉しいですね。
内容は、高校生 日高拓也と北原紗月。2人は付かず離れずの関係であったがある日を境に付き合う事に。当初は普通に付き合えているかのように思えたが、日高がMであることがバレてしまい北原とは終わってしまうが、それでも北原を愛する日高と、嫌いながらも日高の事を忘れられない北原が歪なSとMの関係で結ばれていく話です。
作者 喜国雅彦 先生
喜国雅彦先生と言えばそれまで、ギャグ漫画で人気を得ていた方だけに初のシリアス漫画となるこの作品には驚きました。
それまでの「傷だらけの天使たち」や「よりぬきキクニさん」のイメージが強すぎて、月光の囁きの連載が始まった時は、大丈夫なのか?と思ったものです。
何が大丈夫なのか、よく解りませんが(^_^;)
歪な恋愛だからこそ面白いコミック!
この作品は後半からSとM(男がM、女がS)がメインテーマになっていきます。
歪ながらも求め合う2人の姿は大人の目線で読んでもなんか面白く感じられます。こんな恋愛は僕には無理ですが。
映画化もされています。
映画も割りと高い評価を得ています。Wikipediaに書かれていましたが、あのフランスの名女優 レスリー・キャロンが監督に対して賛辞を送ったとか。
映画も見ていますが、割りと良い映画でした。
高校生だから純愛とか、高校生だから爽やかな恋愛とか、そういう漫画は数多くありますが、歪な関係を描いた漫画はそれなりにあるものの、大学生の時に読んだ時はかなり衝撃的な内容でした。
こういう歪な高校生の恋愛漫画も良いものですね。
こういう作品に出会えるから
だから漫画はやめられない!
と思った漫画でした。