今回紹介する漫画は、陸上の十種競技をメジャーな存在にしたとも言える「デカスロン」を紹介します。
デカスロン
連載開始は、1992年という事で22年前の作品です。
そもそもデカスロンとは、陸上の十種競技の事です。
この漫画で十種競技はメジャーなスポーツにしたとも言えますが、最近では武井壮の存在が大きいですね。
武井壮は十種競技の元日本チャンピオンです。
内容は、十種競技の初心者であった風見万吉が日本チャンピオンになり、ヨーロピアンカップにも優勝し、最後は最強と言われた十種競技のチャンピオン、ダン・オブライエンに世界陸上で勝って優勝するという内容です。
非常に簡単に書きましたが、オチャラケたような性格の万吉が精神的には成長しないまま(したのかな)面白く描かれ、当時は作者の作風も手伝い、話題になった作品で長期連載となりました。
長期連載と行っても当時は今のジャンプの人気漫画と違って50巻とかそこまで長期ではありませんけどね。全23巻です。
作者 山田芳裕 先生
この作品で知りました。この作品以前にも連載はされていましたが、長期連載はこの作品が初めてとなっています。
最近では、へうげものが大ヒットしています。
独特なデフォルメ化された描写が特徴の漫画家だと言えます。
特にデカスロンではまるで超広角レンズで撮影したかのような描写が非常に面白く描かれていました。
十種競技という珍しいジャンルの漫画
自分自身、漫画で初めて十種競技というものを知りました。こんな競技があるなんて。
恐らくこの漫画で十種競技を初めて知った人もいるのではないかと思います。
そういう珍しいジャンルをよく描こうかと思いましたね。
主人公は、元々は高校野球をしていましたがノーコンのためにプロ野球選手になることを諦めた経緯が漫画で描かれています。その後にデカスロンの指導者となる先生と出会う事で、1つなら駄目だったけど、10個ならどうだ!という事でデカスロンを極める事になりました。
こいうい知らないジャンルのスポーツを描く漫画も面白いものです。
こういう漫画に出会えるから、
だから漫画はやめられない!
と思った漫画でした。