初めてのエントリーは、手塚治虫先生の作品の中でも物凄く好きな不朽の名作「ブラック・ジャック」を紹介します。
先日、アマゾンのKindleで日替わり特価品で出ていたブラックジャックの1巻を購入しました。以前はコミックを持っていましたが、引っ越しの時に売ってしまい、今は紙のコミックは持っていません。
ブラック・ジャックを初めて読んだのは小学生の頃。読んでいて怖くなったのは今でも覚えています。
医療漫画の原点
ブラック・ジャックと言えば、医療漫画の原点と言える作品だと思います。そのオマージュとして、「ブラックジャックによろしく」という作品も登場しています。
「ブラックジャックによろしく」は電子書籍なら無料で読めるので、まだ読んでいない方は読んでもらいたい作品です。現代医療の問題点が見えてきます。
話を戻して、ブラック・ジャックに影響を受けた医療漫画はこれ以外にも、本当にいろいろあります。
もっとも、手塚作品として、医療漫画の原点は「ブラック・ジャック」ではなく、「きりひと讃歌」だという方も多いと思いますが、私の中ではブラック・ジャックを先に読んだため、どうしても医療漫画の原点と言えば、ブラック・ジャックになってしまいます。
ただ、手塚治虫先生が、漫画界に医療漫画という新ジャンルを築いた事に異論を唱える人は少ないと思います。
また、個人的には、「スーパードクターK」が最も影響を受けているようにも思います。
スーパードクターK 全44巻完結(少年マガジンコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]
- 作者: 真船一雄
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面白いのですが、それでもやはりブラック・ジャックのイメージから脱却出来なかった漫画だな~と思いました。
ブラック・ジャック Kindle版 第1巻 ネタバレあります。
ブラック・ジャックと言えば、自分の中ではピノコとの夫婦漫才?がかなり好きな部分となります。心を周りに開かないブラック・ジャックが最も愛している人間はやっぱりピノコなのかな?と思ったり。
久しぶりにブラック・ジャックを読んだのですが、こちらのブラック・ジャックは連載通りにはなっていません。
そのために初めて読む場合は違和感があるかもしれませんので、その場合はコミック等で読まれるのが良いかもしれません。
ただ、以前にブラック・ジャックを読んで、もう1度読みたいな~と思う人には、価格的にも300円という電子書籍ならではの価格設定で嵩張る事もなく便利に収集出来ると思います。
第1巻には、私の好きな「報復」という話が収められており、これこそブラック・ジャックだよな!と思ったと同時に、別の見方もしてしまいました。
最後にブラック・ジャックを逮捕させた日本医師連盟の会長の息子が撃たれて、ブラック・ジャックが手術を依頼されるものの、拒んで終わるのですが、これを別の漫画家が現代に書いたら、患者を見殺しにする医者は医者じゃない!というクレームを受けるのかな?と。
時代によって、やはり漫画を読んだ後の感想は異なってくるものだな、と思った次第です。でも、こういうのも面白くて、
だから漫画はやめられない!
と思った漫画でした。