今回紹介する漫画はホモ&野球&風水という特殊なカテゴリーを描いた野球漫画?「AGAPES(アガペイズ)」です。
AGAPES(アガペイズ)
コミックの第1巻が1998年2月となっているので連載開始は1997年だったと思います。もう18年前なんですね。って、そんなに経つんだ~とビックリ。
内容は、主人公の水樹百合(男)はインディーズのビジュアル系バンドではカリスマ的な存在だけど、女には目もくれず。それもそのはず、ホモだという設定です。
それで大好きな人(もちろん男)が甲子園を目指しているけど風水上では絶対に甲子園に行けない運命という事を知り、風水を学び風水魔球をひっさげて大好きな金田虎輝のために野球部へ入り、甲子園を目指す。
ただし、運命を無理やり風水でねじ曲げた代償は水樹百合が声を失う事だった。
でも、そんな水樹百合に徐々に惹かれていく雨野渦女(あまのうずめ)や水樹百合や虎輝の元に風水を扱う仲間が集まって・・・
とストーリーを書いていて、なんかトンデモナイ内容の漫画だったな~って今更ながら実感(笑)
でも、感動出来る漫画です。
作者 山田玲司 先生
以前も山田玲司先生の漫画は紹介しています。
Bバージンではまって、それ以来読むようになった漫画家です。
でも、このアガペイズはきっと書きたくて書いていた訳じゃ無いだろうな~って何となく思うのですが、個人的にはとても好きな作品です。
「お前は、お前だよ・・・・」
「ありのままで~♪」が流行った2014年。でも、ありのままって言葉は個人的には好きになれない言葉。でも、このアガペイズでよく使われていて最終回の終わりの言葉ともなった
「俺(ゲイ)は気持ち悪いか?・・・」
「ばーか・・・・・」
「お前は、お前だよ・・・・・」
このセリフって良いな~って思うんですよね。お前はお前って、ありのままって事とは違うんですよね。
他者から自分を肯定してもらえている、そんな嬉しい言葉だと思います。
こういうセリフを1度でも言われてみたい(^_^;)
こういう作品に出会えるから
だから漫画はやめられない!
と思った漫画でした。